先日、街を歩いていると、ふとある親子連れが目に入りました。
先に気が付いたのは子供さんの方だったのですが、何かが欲しいとお母さんに駄々をこねているらしく、なんと地面に手足を投げ出してうつ伏せになって泣いているのです。
お母さんの方は困り顔をしながらも、強い口調でお子さんに立つよう促しているようでした。
何故かその光景を見たとき、自分が幼い頃、同じようにわめいて親を困らせていた記憶が蘇りました。
それだけでなく、自分が駄々をこねて泣いている感情までもがいっきに蘇ってきたのです。
私がその時欲しがっていたのはおもちゃだったのですが、どうしてもこれが欲しい、何がなくともこれが欲しいという絶叫するような気持ち、それが手に入らないと分かったときの絶望感までもが急激に思い出され、まるで自分が小さい子供に戻ったかのようでした。
これまで何度似たような光景を見ても、こんな風にはならなかったのに、どうしてその時だけ自分の感情や記憶が遡って思い出されたのかわかりません。
しかし、この意外な経験を通じて、久しく思い出すこともなかった自分の子供時代を振り返って懐かしんでみたい気持ちになりました。
もうすぐお盆ですが、実家に帰ったとき、しまいっぱなしになっていた昔の自分のアルバムでも引っ張り出して、子供のころの記憶に浸りたい気持ちになりました。